震度とは、正式には気象庁震度階級と呼ばれ、地震の揺れの大きさを表す指標です。震度計で測定される加速度をベースに算出されます。
震度5弱:
耐震性が低い木造住宅で、壁などに軽微なひび割れ・亀裂がみられることがあります。
屋内では、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがあります。
震度5強:
耐震性が低い木造の建物で、壁などにひび割れ・亀裂がみられることがあります。
耐震性が低い鉄筋コンクリートの建物で、壁、梁、柱などに、ひび割れ・亀裂が入ることがあります。
屋内では、固定していない家具が倒れることがあります。
震度6弱:
耐震性が低い木造の建物で、建物が傾いたりすることがあり、倒れるものもあります。
耐震性が高い鉄筋コンクリートの建物で、壁、梁、柱などに、ひび割れ・亀裂が入ることがあります。
屋内では、ドアが開かなくなることがあります。
震度6強:
耐震性が高い木造の建物で、壁などにひび割れ・亀裂がみられることがある。
耐震性が低い鉄筋コンクリートの建物で、1階あるいは中間階の柱が崩れ、倒れるものがあります。
耐震性が高い鉄筋コンクリートの建物で、壁、梁、柱などに、ひび割れ・亀裂が多くなります。
屋内では、固定していない家具が倒れることが多くなります。
最近では、上記の震度と被害の関係に加えて、地盤の軟弱性が被害に大きく影響すると述べられています。例えば、立命館大学の高橋教授の阪神淡路大震災の被害調査に基づく論文や、大手の不動産鑑定会社による東日本大震災の報告書などで地盤の軟弱性と被害について述べられています。
情報元
震度階級関連解説表、震度計説明画像:気象庁ホームページより http://www.jma.go.jp/jma/index.html